大英博物館の展示品を無駄なくまわる!おすすめコースを所要時間別に紹介

British Museum

現在、大英博物館は閉館中です。
詳しくは大英博物館オフィシャルサイトをご覧ください。

ロンドンの観光名所の一つ、British Museum(大英博物館)。毎年世界中から観光客が押し寄せます。

世界中から集めた所蔵品を一挙に展示しており、館内はものすごく広いので、限られた時間で見るしかない観光客には強敵の観光名所。

この記事では、1時間でまわる駆け足コース、2時間でまわる通常コース、3時間以上かかるガッツリコースの3パターンで紹介します。

大英博物館までの行き方や入場料などについては、こちらの記事をご覧ください。

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目次

大英博物館を1時間でまわる駆け足コース(所蔵品7点)

Ground Floor Route
1階の歩くルート
British Museum Map of Upper Floor
上階の歩くルート

大英博物館に行きたいけど、どうしても十分に時間がとれない!という人向けのまわり方です。

Level 0(1階)と上階を合わせて最重要所蔵品7点を約1時間でまわる駆け足コースです。

グレート・コート

グレート・コートを左に進み、Room4の入口へ

ロゼッタ・ストーンとエジプトの彫刻群 Room4

ロゼッタ・ストーンの後ろに続く展示室へ進みRoom8へ
もしくはRoom6を経由して、Room8へ

アッシリアの人頭有翼雄牛像 Room6, 8, 10

Room10の人頭有翼雄牛像を左に見ながらRoom23を通り、Room17へ

ネレイド記念碑 Room17

その奥のRoom18へ

エルギン・マーブル Room18

グレート・コートまで戻り、入場口の左側にあった南階段をのぼる
Room36を通り、Room40へ

ルイス島のチェス駒 Room40

Room37を通り、Room70へ

ポートランドの壺 Room70

展示室が一本道なので、角部屋のRoom61まで行き、その後Room62へ

ミイラ Room62, 63

Room56を通り、レストランの横にある階段を下りてグレート・コートへ
休憩やショッピングを楽しみましょう!

近代的な円形の屋根が目をひくグレート・コート

Great Court

まず最初に入るのがGreat Court(グレート・コート)です。表のパルテノン神殿のような雰囲気とは全く異なり、近代的なドームと白壁が目を引きます。

お土産店や簡単なカフェもあります。

古代エジプトのロマンにひたる!ロゼッタ・ストーンとエジプトの彫刻 Room4

Rosetta Stone

グレート・コートからRoom 4に入ると、正面に見えるのがロゼッタ・ストーンです。

いつも人だかりができているので、近くで見るのが大変です。

Room 4 in British Museum

両側に延びるRoom 4にはエジプトの彫刻が展示されています。

ラムセス2世の胸像など、巨大な像がいっぱいで見ごたえ抜群です。

よく見ると足が5本ある?アッシリアの人頭有翼雄牛像 Room8

Colossal Statue of a Winged Lion
© The Trustees of the British Museum

Room6、Room 8やRoom 10には、人頭有翼雄牛像があります。

体が雄牛、男性の頭の翼がある動物で、宮殿の門を守っていました。

Room 8を抜けると、ギリシャの彫刻が展示されています。

ギリシャとアッシリアの異なる文明が隣同士に展示されているのは不思議な感覚です。

トルコなのにギリシャ彫刻?ネレイド記念碑 Room17

Nereid Monument

Nereid Monument(ネレイド記念碑)はギリシャ彫刻の神殿のようですが、実はトルコの遺跡です。

ネレイドという海の妖精を柱の間に配置しています。

展示の仕方が幻想的な感じで、私の好きな部屋です。

ギリシャの彫刻 エルギン・マーブル Room18

Elgin Marble, Pediment
© The Trustees of the British Museum

Room 18にはギリシャのパルテノン神殿から集めた大理石の彫刻が展示されています。

これらの彫刻はエルギン伯爵がパルテノン神殿より剥ぎ取ってイギリスに持ち帰った為、エルギン・マーブルと呼ばれています。

人間の体を忠実に再現した大理石の彫刻が陳列され、壁にはレリーフがたくさん展示されています。

元々のパルテノン神殿はどんな姿だったのか想像が膨らみます。

ハリー・ポッターに出てきたチェス駒のモデル ルイス島のチェス駒 Room40

The Lewis Chessman
© The Trustees of the British Museum

映画「ハリー・ポッターと賢者の石」でロンが操ったチェス駒がThe Lewis Chessmen(ルイス島のチェス駒)です。

映画は少し恐ろしい雰囲気がありましたが、これらのチェス駒は顔の表情がユニークです。

ウェッジウッドに影響を与えたポートランドの壺 Room70

Portland Vase

イギリスの陶磁器メーカー、ウェッジウッドの創始者が、The Portland Vase(ポートランドの壺)からインスパイアされてテーブルウェアをデザインしました。

ポートランドの壺は、愛や結婚をテーマにしたデザインなので、結婚式のギフトとして作られたのだろうと考えられています。

人間から猫まで棺がある ミイラ Room62,63

animal mummies
© The Trustees of the British Museum

大英博物館といえば、ミイラのイメージ。大小さまざまなミイラが横たえられています。

かわいいのは猫のミイラです。エジプトでは猫は神聖視されていたそうです。

Mummies at British Museum

たくさんの棺もガラスケースに入って展示されています。

エジプトの人たちはまさか世界中の人々から見られるなんて思わなかったでしょうね。

大英博物館を2時間でまわる通常コース(所蔵品9点+日本のコレクション)

Upper Floor Route
上階の歩くコース

1階(Ground Floor)は1時間コースと同じルートでまわりますが、上階のミイラを見てからのルートが以下のように変わります。

1時間コースのミイラまで同じ Room62,63

Room56を通り、Room55へ

バビロニアの地図 Room55

Room63まで戻り、Room66を通って北階段を上る
Level5のRoom92へ

日本の展示 Room92-94

Room94にある階段を下りて、Level4のRoom91へ
Room90を通り、北階段をLevel0 (Ground Floor)まで下りてRoom24へ

モアイ像 Room24

その後、グレート・コートに戻る
休憩やショッピングを楽しみましょう!

世界最古!バビロニアの地図 Room55

Babylonian world map

大英博物館には世界で一番古い地図、バビロニアの地図が展示されています。

でも、ほとんど知られておらず、全く注目を浴びていません。

この地図がどこにあるのかわからなくて、警備員に訊いても誰も知らず、展示もひっそりとしています。

この地図はバビロニアの世界地図で、紀元前7世紀のものだそうです。手のひらに乗るくらい小さいです。

二重の円の部分が海、縦の二本線はユーフラテス川、それを横切る長方形がバビロンです。中央の穴は円を描くためにコンパスを使用した跡です。

メジャーな展示物ではないですが、時間がある人にはぜひ見ていただきたい遺物です。

日本人ならぜひ見てほしい!日本の展示 Room92-94

The Mitsubishi Corporation Japanese Galleries

Room 92はミイラの奥にあり、階段を上って6階にあります。

はっきり言って行き辛い展示室ですが、甲冑や浮世絵などのコレクションが素晴らしいので、行く価値はあります。

外国で日本がどのように展示されているのか、英語の説明文はどのように表記されるのか興味は尽きません。

イースター島にはない唯一のモアイ像 Room24

Moai at British Museum

高さ2.42メートルの小柄なモアイ像です。

見た目とは裏腹にこのモアイ像はものすごく重要な存在で、背中に鳥人崇拝を表わす文様が描かれています。

イースター島には背中に文様のあるモアイはいないのだそうで、大英博物館でしか見られません。

大英博物館をじっくり見て回る3時間以上のガッツリコース

大英博物館がおすすめしている所蔵品を全てまわり、できる限り多くの部屋を見て回るコースです。

できる限り一筆書きができるようにコースを組みました。3時間では足りないかも。

かなり歩き回るので、休憩をとりながら回ってくださいね。

ロゼッタ・ストーン Room4

ロゼッタ・ストーンを見た後は、左に広がるエジプトの展示を見ながらRoom6へ

アッシリアの人頭有翼雄牛像 Room6

Room6への入口に人頭有翼雄牛像が展示されています。

右へ進みRoom7を経由し、Room10へ

アッシュールバニパルの獅子狩り Room10

Room23を左に曲がり、Room17へ

ネレイド記念碑 Room17

奥にあるRoom18へ

エルギン・マーブル Room18

メインエントランスまで戻り、南階段の逆にあるGrenville Room(お土産屋さん)に入る。

奥にRoom2があるので、右に曲がりRoom2aへ

ホーリーソーンの聖遺物箱 Room2a

Room2の隣に続くRoom1をまっすぐ進み、東階段を上る。

階段を上るとRoom53に出るので、左のRoom52へ

オクサスの宝物 Room52

Room51へ入り、そのまままっすぐに進む。

Room41を左に曲がり、Room42へ

アストロラーベ Room42

Room43を経由して、Room46、47を通り、Room41へ戻る。

左に曲がり、Room40へ

ルイス島のチェス駒 Room40

Room37を通り、Room70へ

ポートランドの壺 Room70

展示室が一本道なので、角部屋のRoom61までまっすぐ歩き、その後Room62へ

ミイラ Room62, 63

角部屋のRoom65までまっすぐ歩き、右に曲がりRoom53に入る。

Room53を右に曲がり、Room54を通ってRoom55へ

バビロニアの地図 Room55

Room56を右に曲がり、Room63を通って北階段の奥にあるRoom90へ

Room90の展示を見ながら歩き、Room91にある階段を上る。

日本の展示 Room92-94

Room92を出て、北階段を下りる。

Level 1のRoom33に入る。

シヴァ・ナタラージャ Room33

Room33の北階段を挟んだ方向に進む。

唐墓副葬品 Room33

Room33bを通り、東階段へ

右に曲がりRoom27、26を通ってRoom24へ

モアイ像 Room24

モアイ像の右にある階段を下りて地階のRoom25へ

ベニン・プラーク Room25

階段を上り、グレート・コートに戻る
休憩やショッピングを楽しみましょう!

迫力満点のアッシュールバニパルの獅子狩り Room10

Assyrian lion hunt reliefs

アッシュールバニパルの獅子狩りは、アッシリア美術の最高傑作と言われています。

スペインの闘牛みたいに、試合会場の中にライオンを放ち、武器を使って仕留める様子が描かれています。

部屋の両側の壁いっぱいに展示されているので、見ごたえ抜群です。

ホーリーソーンの聖遺物箱 Room2a

The Holy Thorn Reliquary
© The Trustees of the British Museum

The Holy Thorn Reliquary(ホーリーソーンの聖遺物箱)は30cmくらいの大きさで、細かいデコレーションが施されています。

キリストの復活と三位一体が表されているそうですが、私にはよくわかりません。

それでも、白いエナメルでできた人物や天使がすごくきれいで目を引きます。

黄金がザクザク出土したオクサスの宝物 Room52

Oxus Treasure
© The Trustees of the British Museum

Oxus Treasure(オクサスの宝物)はペルシャ時代の金銀細工です。

写真の金細工は4頭立ての戦車なのですが、馬がかなり小さくて不思議な感じがします。

Room52は古代イランの出土品を展示していますが、たくさんの金細工やコインが展示されているので見ごたえがあります。

古代イスラムの天体観測機器アストロラーベ Room42

Astrolabe
© The Trustees of the British Museum

Astrolabe(アストロラーベ)は古代の計算機のようなもので、これを使って天体の位置を測定したり、動きを予測したりしていました。

よく見ると細かく数字が書かれていますね。

どうやって使うのかはわかりませんが、古代の天空のロマンを感じられる美しい展示品です。

優雅なダンスを踊るシヴァ・ナタラージャ Room33

Shiva Nataraja
© The Trustees of the British Museum

Shiva Nataraja(シヴァ・ナタラージャ)はLord of Dance(ダンスの神)とも言われているヒンズー教の神様です。

炎の輪の中で踊り、宇宙の始まりと終わりをさしているそうです。

インドの神様は体の線がすっきりしていて美しい像が多いなと思います。

お墓から出てきたカラフルな陶器、唐墓副葬品 Room33

Group of sancai ceramic tomb figures
© The Trustees of the British Museum

中国の唐の時代に造られたお墓から出土した副葬品です。

唐は618~903なので、少なくとも1100年前の物ですが、色褪せずに残っています。

この副葬品は埋葬された人に仕えるために入れられたそうで、陶器の馬や食器も一緒に収められていました。

今はない王国の最高級美術品ベニン・プラーク Room25

Benin Plaque
© The Trustees of the British Museum

Room25は地階にあり、あまり人が来ないひっそりとした場所にBenin Plaque(ベニン・プラーク)は展示されています。

Beninとは、アフリカに19世紀まであった王国の名前で、Benin Plaqueはブロンズで作った芸術です。

兵士が浮き彫りにされていて、銅をどのように加工したのか気になります。

大英博物館はゆっくり見て回るのが一番!

1時間で巡る駆け足コースと、2時間の通常コース、3時間以上かかるガッツリコースを紹介しました。

大英博物館の中は迷路のようになっているので、地図を手に回りましょう。

1時間コースは本当に駆け足なので、できれば2時間以上は割いてほしいところ。

他にも多くの展示物があるので、時間があるなら他の部屋もぜひ見に行ってください。

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