クリスマスをイギリス人と一緒にお祝い!私が体験した12月24日から25日の過ごし方

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Preparing Christmas dinner

イギリス人がどのようにクリスマスを過ごしているのか、私の元ホストファミリーと一緒にクリスマスをお祝いした時のことを記事にしました。

日本ではカップルで過ごすことが多いクリスマスですが、イギリスでは家族と共にお祝いします。

イギリス人がどんなクリスマスを過ごすのかをご紹介します。

目次

イギリスのクリスマスイブは準備の日

イギリス人はクリスマスに実家に帰り、家族と一緒に過ごすことが多いです。

私は12月24日に元ホストファミリー宅を訪問しましたが、既に親戚一同が集まっていました。

既に完成していたクリスマスツリー

Christmas tree with various decoration

私が訪れた12月24日には、クリスマスツリーは既に完璧に飾られていました。

実は、クリスマスから4週前の待降節にツリーを飾るそうです。

一緒にクリスマスツリーを飾れるかなと少し期待していたので、あまりにも早くて驚きました。

待降節とはクリスマスを祝う準備期間のようなものらしいです。

クリスマスの飾り付けは1月6日に片付けます。1月6日はキリストが現れた日で公現祭というお祝いの日だそうです。

Christmas tree with red ribbons
外から見えるように窓のそばにもツリーを置きます

元ホストファミリーの家にはクリスマスツリーが2つあります。

クリスマスツリーは本物のもみの木を使用しており、プラスチックよりも本物の方が好まれています。

クリスマスが近くなると、ホームセンター等にもみの木が売られていて、毎年それを購入して飾り付けるのだそうです。

いつもプラスチック製のもみの木に飾り付けをしていた私には本物のもみの木は理想で、素敵だなと思います。

玄関にはクリスマスリースをかける

Christmas wreath
玄関のドアにはおしゃれなクリスマスリース

この時期になると、どの家の玄関ドアにもクリスマスリースがかけられます。

ホストファミリーのリースは毎年大事にドアにかけているものだそうで、緑色のドアが余計にクリスマス気分を引き上げますね。

家をクリスマスデコレーションでいっぱいにする

Christmas decoration on a cupboard

家の中もリボンやヤドリギ等で飾り付けをされています。私も少し飾り付けを手伝いました。

食器棚の上にろうそくともみの木の枝をホストマザーが飾ったら、ろうそくの火がもみの木に移ってあわや火事になる寸前!というハプニングも発生しました。

実際、この時期に火事や事故が多発しているので、新聞で注意喚起をしていました。まさか同じことが起こるとは驚きです。

届いたポストカードもたくさん飾ります。

来客があると、これは誰から来たと話すのもクリスマスの話題になるようです。

クリスマスになくてはならないキリスト降誕場面

dolls when Christ was born

ホストマザーがクリスマスになくてはならないものとして説明してくれたのが、キリスト誕生を表した人形です。

教会にもクリスマスの時期になると飾られますが、一般家庭でも小さいものが飾られます。

ホストマザーは人形を指し示しながら、誰が3人の賢者で、誰が聖母マリアだとか、キリスト誕生の物語を話しながら説明してくれました。

このような飾り付けを見ると、クリスマスがキリスト教のお祭りだということを強く感じます。

クリスマスディナーのメイン料理は七面鳥!

Roasted Turkey
肉汁たっぷりのローストターキー

クリスマスディナーは七面鳥の丸焼きです。12月24日から作り始めます。

七面鳥のお腹の中にはstuffing(スタッフィング)という詰め物を入れます。stuffingは七面鳥の内臓や小麦粉やハープなどを細かくしたものです。

それから、七面鳥にベーコンを巻き、バターを塗ってオーブンで長い時間をかけて焼きます。

七面鳥の付け合わせはローストベジタブル

cut parsnip
白いニンジンのようなパースニップ。ローストするとおいしいです。

七面鳥の付け合わせとして、じゃがいもやパースニップも七面鳥の周りに並べて一緒に焼きます。

野菜が七面鳥の肉汁を吸っておいしくなります。

ソーセージにベーコンを巻いたpig in a blanket(ピッグ・イン・ア・ブランケット)もカリカリに焼いて、病みつきになります。

デザートもみんなでたっぷり作る

trifle

trifle(トライフル)というお菓子はスポンジケーキのスポンジにカスタードやストロベリーなどのフルーツやジャムを重ねて作ります。

ホストマザーのtrifleは重ねた後、シェリー酒に浸してスポンジをスプーンで細かく切って混ぜ、上に生クリームやチェリー、アーモンドを載せて出来上がりです。

じゃばじゃばシェリー酒をかけていたので、お酒が弱い人はちょっと避けた方が良いかもしれません。

chocolate truffles and apricots covered with chocolate

他にもチョコレートトリュフを手作りし、余ったチョコレートをアプリコットに付けてもう1品。

皆で料理をするのもクリスマスの醍醐味かもしれません。

イギリス人がクリスマス当日にすること

クリスマスがキリスト教のイベントであることを再認識させられるのが、クリスマス当日です。

家族みんなで楽しむのがイギリス流。日本のお正月と似た雰囲気があります。

教会のミサに行く

church
何という名前の教会かはわかりません

12月25日の朝は教会のミサに行きます。

ホストマザーの娘さんが行きたい教会があると言うので、いつもは行かない他の人々も行くことになりました。

私はキリスト教徒ではないですが、教会は誰でも迎えてくれるそうなので一緒に行きました。

いつもは行かないけれどもクリスマスだけは教会に行くというのは、日本の初詣と似ていると思います。

聖歌隊が歌うクリスマスソングは厳かで神秘的。

聞いたことがある曲もありましたが、歌詞がよくわからなくて残念ながら口真似で済ませました。笑

七面鳥を切り分けるのは父親の役目

Father cutting roasty turkey

七面鳥はその家の父親が皆に切り分ける習慣があるそうで、ホストファーザーが皆の好みを聞きながら切り分けてくれました。

“White or brown?”と、白い部分がいいか色の濃い部分がいいか好みを聞きながら取り分けてくれます。

七面鳥はクランベリーソースやグレイビーソースをつけて食べます。私はクランベリーソースが大好きです。

クリスマスディナーは家族全員でいただきます!

ready for Christmas dinner
お皿やカトラリーもいつもとは違う特別なものを使います。

クリスマスディナーは特別なので、いつもは使わない高級な食器を使います。

食事をする場所もキッチンやリビングルームではなく、ダイニングルームに皆が集まります。

こういうところも日本のお正月に似ていると思います。おせちを入れる重箱はおせちの為にしか使わないという感覚と同じですね。

皆が席に着くと、まず行うことはお祈りです。

この家ではホームステイしていた時も食事の前にお祈りなんてしたことがなかったので、たぶんクリスマスだけの儀式だと思います。

クラッカーを割って楽しむ

Christmas table decoration

クリスマスに割るクラッカーは大きなキャンディーの包み紙のようです。

それが一人一つお皿に置かれて配られます。

隣の人と両端を引っ張ると大きな音がして、中から紙のリボン、なぞなぞ、紙の王冠が出てきます。

紙の王冠はディナー中ずっと被っている伝統で、なぞなぞを出し合いながらディナーを楽しみます。

子供から大人まで皆それを喜んでしているのが面白いです。

デザートはクリスマスプディング

Christmas pudding
Christmas Puddingは温めて食べます。

一通り食事を済ませると、Christmas Pudding(クリスマス・プディング)が登場します。

ドライフルーツが入った黒いドーム型のケーキのようなデザートです。

burning Christmas pudding
部屋を真っ暗にしてフランベをします。

ブランデーをかけた後フランベして、青い炎を楽しんだ後、バニラアイスと一緒に食べました。

これはクリスマスのイベントのようで、皆がChristmas Puddingに火をつけるのを楽しみにしていました。

味はブランデーの味が濃くておいしかったです。

午後3時は女王陛下のクリスマススピーチを視聴

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