イギリスは運河が発達しており、運河に付随する建築物を多く見ることができます。
その中でもFalkirk Wheel(ファルカーク・ホイール)は今まで見たことのない形と大きさで圧倒されます。
この建築物は高低差のあるThe Forth & Clyde Canal(フォース・アンド・クライド運河)とUnion Canal(ユニオン運河)を結び、船の行き来を可能にするものです。
昔は11のLock(ロック)を開け閉めして行き来していたそうですので、このボートリフトのおかげでだいぶ楽になりました。
ファルカークへの行き方
Falkirk WheelはEdinburgh(エディンバラ)とGlasgow(グラスゴー)の間の町Falkirk(ファルカーク)近郊にあります。私はGlasgowからX37番のバスで行きました。1時間30分くらいかかりました。
ファルカークの巨大なリフト
Falkirk Wheelはその名の通り、車輪のようなリフトが回って船の上げ下ろしを行います。
車輪の直径は27mあり、高さは35mです。
私は詳しくありませんが、水中の物体の重さは押しのけた水の重さと同じであるというアルキメデスの原理で、両方のリフトはいつも600tを保っているそうです。
大きなリフトですが、リフトが180°回るのに約15分しかかかりません。
ファルカーク・ホイール・エクスペリエンスに参加しよう
現在、Falkirk Wheelでは観光用としてFalkirk Wheel Experience(ファルカーク・ホイール・エクスペエンス)というアトラクションがあります。
夏の間は60分のOriginal Tour(オリジナル・ツアー)は1日に8回、35分のRevolution Tour(レボリューション・ツアー)は1日5回催行されます。
Original Tourは£13.50、Revolution Tourは£9.95です。
私はOriginal Tourの当日券を購入しましたが、チケットオフィスは多くの観光客でいっぱいで、チケット購入だけで長い行列ができていました。
狙った時間のツアーに参加できない可能性もあるので、ウェブサイトで事前購入をお薦めします。
Falkirk Wheel Experienceの船は大きくて、多くの観光客と一緒に乗ります。
Falkirk Wheelが回っている間も船は水に浮かんでいることと、船体が低いことから、高く上がっている雰囲気はしませんが、回っているFalkirk Wheelを間近で見られるのは迫力がありました。
最上部に来ると水路から景色を眺められます。近くの町や工場を見渡すことができるので、自分が高所にいることがわかります。
しばらくUnion Canalを進んで、また折り返すと、コンクリートでできたアーチをくぐります。アーチをくぐる度に宇宙空間にいるような不思議な気分になりました。
再度Falkirk Wheelに乗って元に戻ります。運河を進んでいる間はのんびりとした雰囲気ですが、60分たつと短く感じました。
Falkirk Wheelは一般の船も通ります。当然一般の船が優先されるので、私が乗った船はその船が降りるまで待機しました。
別の角度からもWheelが回るのを見ることができて幸運でした。